2016年5月9日月曜日

スサノヲ応募要件の背景と想い 4期応募検討者むけ

スサノヲ4期メンバー応募では
「なぜそんな要件を設けているのか?」といった質問を受けます。

そこで
今回はそれぞれの要件を設定している背景についてお伝えします。
4期応募を検討している皆さんはぜひ参考に!


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①共同創業メンバー2名以上のチームであること。
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いきなりハードル高いですね。笑

スサノヲ立ち上げ当初、孫泰蔵さんとの話のなかで、
「起業家が事業をあきらめる一番の原因は心が折れること。
だから、まずは仲間を見つけていることが、とても大事。」
というのが話題としてあがりました。

そこで志はあるものの、まだ仲間がいないという方には
ぜひスサノヲへの応募をきっかけにして、周囲の知人や友人に

「ワタシ(オレ)はこんなことをアナタとやってみたいんだ!」

と話をしてもらえればと思っています。
もちろん、すでに強い絆がある仲間同志の応募は大歓迎ですが
一生付き合える仲間なんて簡単に出会えるものではない。。。

だから、まずはこのスサノヲの3ヶ月間だけでも
お互いに本気で走ってみよう!と声をかけるのでもいいと思います。

孫さんの言葉にあるように、まずは

「バンドつくるみたいに起業しようぜ!」

というノリで、スサノヲを口実に周囲の友人や知人に
ぜひ声をかけてみてはいかがでしょうか?
それ自体が、ビジョン実現への大きな一歩になるはず!

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②期間中仮説検証に週合計24時間以上のコミットが可能なこと。
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スサノヲプロジェクトは、その目的に共感を頂いた先輩起業家や
寄付者のみなさまの無償の協力によって運営をしております。

また、デモデイにご招待するみなさまにも
貴重な時間を割いてお越しいただくことになります。
その方たちの協力にきちんと応えていきたい。

そこで、かりにプログラム参加時に企業に勤めている方や学生でも
週24時間は仮説検証にコミットできることを目安としています。

たとえば仕事のある平日の夜に2時間✕5日=10時間
土日のどちらか終日か、7時間ずつで=14時間、計24時間
あるいは、土日だけがっつりそのために動いてみるとか。
チームによってそのコミットの仕方はいろいろあって良い。

スサノヲというプログラムに参加し
他の起業家メンバーと同じリズムを共有し、集中する。

だからこそ、三ヶ月という短期間でも劇的に進化することになるのです。

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③すでに事業の核となるアイデアやプロトタイプがあること。
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「まだプロトタイプ(試作品)などはないので、次期を目指します。」

などと、誤解されやすいのですが、スサノヲの採択では必ずしも
「事業フェーズが進んでいるからよい」とは考えておりません。

事業が進んでいる、プロトタイプや実績があるからこそ
当事者のこともよくわかるし、協力者も巻込みやすいというメリットもある。
だが同時に、現場がすでに回っているからこそ
大きく事業内容を転換しづらい、といったこともあります。

また、逆にアイデア段階だからこそ仮説検証を通じ
軽やかに事業内容の仮説を転換していける、とも言えます。

とくに期間中の「変化率」を重視するスサノヲでは、
どちらが良いということはなく、まずは独特の世界観とともに
アイデア自体のキレ重視で選考される傾向があると思います。

ちなみにアイデアのキレは

・課題当事者の困りごとを具体化してみる
・当事者の周りにいる関係者を紙に書きだしてみる
・似たようなサービスや製品との違いをあげる

などをしてみるだけでも格段に磨かれるものなので、お試し下さい。

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④プログラム全日程に参加できること(地方参加はスカイプも可能)
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スサノヲプログラム全体には大枠の型はありますが、
毎回のブートキャンプ内容の詳細は採択チームの顔ぶれが決定してから
設計します。

これは各チームのフェーズや分野、その時々の状況などを考慮して
セミナーの内容を設計したり、柔軟に相互メンタリングの組合せ、
あるいは伴奏メンバーとのマッチングなどを都度調整するからです。

つまり、一回一回を各チームにとっての狙いをもった場として
設計しているのです。

そういった機会を存分に活用したい!と思っている挑戦者同志が集う
熱量の高い場だからこそ、互いの成長に相乗効果が起きると思っています。

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⑤期間中に5つのポイントで大きな変化をめざす意志があること。
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これについては、別な記事で紹介しますので、今回は割愛します。

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⑥修了後、起業家生態系の構築に引続き貢献する意志があること。
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上述しましたがスサノヲプロジェクト自体がさまざまな
先輩起業家のみなさんのお金・信頼関係(人脈)・時間・知恵などの
シェアによって成り立っています。

ただし、ETIC.では採択チームに対して直接の金銭的投資を行いません。

ですから、仮に将来みなさんの事業の(経済的価値が)拡大したところで
ワタシたちがそこから金銭的なリターンを得ることはありません。

そこで、

「恩送り」という言葉があるように

スサノヲに参加されるみなさんには、義務でなく、ぜひ、心意気として、
将来、事業やプロジェクトをカタチになっていくなかで育まれた、
みなさん自身のお金・信頼関係(人脈)・時間・知恵などを
スサノヲそしてETIC.を通じて出逢う後進の挑戦を支えるために
シェア頂きたいと考えています。



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以上が、応募要件の背景にある
ワタシたちの考えや想いになります。

参考になったでしょうか?


最後にもうひとつだけ、お伝えしたいことがあります。
スサノヲプロジェクトは、「挑戦者がふえる」こと自体が目的のひとつ。

だから、応募フォームを書くだけでも事業・プロジェクトの概要が
明確になっていくというような、工夫をしています。

採択には許容限界があるので、結果はわかりませんが、
各回の応募も、考えをまとめる機会として捉えて頂き
積極的に活用いただきたいというのが、個人的な想いではあります。


以上



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