2016年1月17日日曜日

『マチを元気にする!ではなくて、僕らがマチから元気をもらってもいい。』 SUSANOO現場訪問②、マツリズムさん

2016年1月初旬、SUSANOO3期メンバー
Ma-tourism(マツリズム)さんの現場にお邪魔しました。

マツリズムさんは、
都会の若者と若者不足の地域を「祭」でつなげることで、
互いを元気にしていこうと「祭」×「ツーリズム」
をコンセプトに活動をしています。

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今回の現場は、曳舟、京島三丁目。
地元消防団による消防訓練&餅つき大会です。

この機会は、マツリズムさんが以前から、
祭りに参加し信頼関係を築いてきている
「よんむつ(四丁目むつみの略)」の方々の紹介から、
生まれたそうです。

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当日の天気は気持ちいい快晴。
下町の雰囲気の空に、ちらちら映るスカイツリーに胸が躍ります。

曳舟駅に集まったマツリズム参加者は20~30代前半の男女10名。
マツリズムのメンバーが、案内役となり、徒歩で駅から公民館前へ。

到着早々によんむつの半纏をきせてもらって、日本酒を頂きつつ自己紹介。
しばらくすると、消防訓練がはじまりました。



地域の消防団のおじちゃん、おばちゃんに
お母さん、子供たち、そして消防署の方、区議会議員さんなど、登場。
「ほら、もう、どんどんやっちゃってください」
と、お酒を勧めるような笑顔と口ぶりで、
バケツリレーをそれとなく勧める町会長さんなど、
ここで活躍するおじいちゃん、おばあちゃんが、
とにかく元気で、愉快な方ばかり。
続いてはじまる餅つきでも、
「腰が入ってねぇな!」と叱咤いただきつつ、
みなさんの手際の良さに驚くばかりでした。

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僕らの世代が「地域おこし」とか聞くと、なんとなく
「いけてない地域を活性化する」みたいな
ニュアンスでとられることもある気がします。
だけど実際は逆かもしれません。
人との触れ合い、繋がりや、腹の底から笑う経験に飢えた
若い世代が、地域に飛び込むことで、そういったものに出逢える。

そうして、できた自分の居場所があることが、
それぞれの日常のチャレンジを後押ししてくれるのではないでしょうか。


だから、若い世代がマチを元気にするんじゃなくて、
まずは僕らが元気になれるマチと出逢う。そして、
その繋がりを段々強く太くしていくことで互いがさらに元気になっていく。

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全国には81,320の神社と、77,467のお寺があるとされていて、
さらに1,741の自治体があります。

当然規模の違いもあると思いますが、
それぞれにお祭りがあるとすれば、数は十数万に登り、
その内容も地域性などによって多様だと思います。

本来はその数だけ、このよんむつのような
魅力あふれる人々の繋がりがあったはずです。
そして、それが日本の社会を足元で支えていたはずです。

マツリズムさんの活動が広がることで、
社会が靭やかさを取り戻す、そんな可能性を実感しました。

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曳舟、地域の方々だけでなく、
そこで参加者の皆さんとも一気に仲良くなり、
また伺うのがとても楽しみです!

マツリズムの皆さま、貴重な機会をありがとうございました!

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